レッスンに集まる生徒は、あなたが感じている以上に、コーチの人柄や態度に敏感なものです。
コーチングの能力がどんなに秀れていても、生徒に誠意を持って接することができなければ、コーチとしては失格です。
「生徒に誠意を持って接す」
このことを忘れない限り、少しぐらいコーチングの能力が未熟であったとしても、生徒はあなたのレッスンにやりがいを感じ、ついてきてくれるものです。
コーチングの技術は、先に述べたように、いくらでも改良させることができます。
しかし、レッスンの本質が、人と人とのコミュニケーションである以上、コーチのレッスンに対する熱意や人間性といったことが、もっとも根本的で重要な意味を持ちます。
コーチとして本当に大切なのは、手先のテクニックではなく、人間性そのものだと言っても過言ではないでしょう。
そのためには、自分自身の性格や、レッスンに対する取り組み方といったことを、今一度見つめ直して考えてみることが大切だと思われます。
これまでのことに注意し、常にレッスンが新鮮であるように工夫を重ね、最大限の努力を注ぐことがコーチとしての主目的であると思われます。
テニスを教えるということは本当に楽しいものです。
私はそれが、たんに生計を立てるための手段に終わってほしくないと考えます。
レッスンを真剣な姿勢で行なうことは、自分の人生をも学ぶことなのです。
このことを忘れず、コーチとしての道を切り拓いていってください。